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テレビドラマ研究家の管理人が語るドラマなどの話題

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今ごろですが、テレビドラマデータベース2010年10月期ベスト5決まりました

 ここしばらく更新が遠のいてしまい申し訳ありませんでした。

 どうも東日本大震災のあと、何も更新するという気が起きなかったのです。

 計画停電やら原発事故やら、どうにも現実世界の過酷な状況にドラマ世界に没頭できなかった面もあったように思います。ドラマを見る気力も沸いてこないわけです。
 視聴者側がこうなのですから「作り手」側の方々もなかなか筆が進まず創作活動も滞りがちだったのではないでしょうか。

 さて、そろそろ4月期のドラマもはじまろうとしている時期ですが、今ごろ拙サイト「テレビドラマデータベース」のユーザーの皆さまの投票による、昨年10月期のベスト5の投票結果の集計が出ましたのでご報告申し上げます。

 テレビドラマデータベースでは、1997年からサイト閲覧の皆さまの投票による年間ベストテンを募集しており、2010年度で14回目を重ねています。
 そして、この年間ベストテンとは別に、各クールごとにベスト5を募集してきました。開始は1998年1月期。以降、この2010年10月期まで3ヵ月ごとに順位を決定しています。こちらもすでに13年目です。

 投票を募集したのは今年の1月ですので終わって間もない時期です。集計が遅くなって面目次第もございません。
 遅ればせながら結果をご紹介してみましょう。

 順位は以下の通りです。

★★★テレビドラマデータベース2010年10月期ベスト5★★★

1位 Q10 キュート(日本テレビ)136ポイント
2位 SPEC スペック(TBS)130
3位 フリーター、家を買う(フジ)86
4位 流れ星(フジ)84
5位 龍馬伝(NHK)55

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以下選外

6位 ギルティ 悪魔と契約した女(関西テレビ)46
7位 坂の上の雲(第2部)(NHK)43
8位 医龍 Team Medical Dragon3(フジ)34
9位 秘密(テレビ朝日)27
10位 セカンドバージン(NHK)26

 といった感じなのですが、さて、いかがだったでしょうか。

 投票の詳細はこちらのページでご紹介していますのでよろしければご覧ください。
http://www.tvdrama-db.com/best10result/p/id-32

 昨年10月期は、『Q10』と『SPEC スペック』が私の中でも拮抗した印象を持っていましたが、やはりドラマ通の皆様の意識もほぼ同じだったようで、順位も1位、2位に、両作が並ぶこととなりました。
 両作ともSFタッチなお話なのですが、その肌触りは両極ともいえるものがありました。一方の『Q10』は未来からやってきたロボを通して、人間にとっての生きるための普遍的な真理のようなものが描かれていました。一方の『SPEC スペック』はそういう言語感覚を越えた常識というものを超越した超現実世界の中から写し絵のように現実をとらえているようなところがあったわけです。前者はドラマ的な一応のまとまった結末が用意されていたのですが後者はまとまりらしい結末もない、拡散したような結末でありました。
 まさに対照的なこの2本だったわけで、ドラマ通の皆さんは果たしてどちらを上位に採るのか。それをもってそれぞれの皆様のドラマ観のようなものが問われる面もあった、というとちょっと大げさでしょうか(笑)
 このように対極のような両作ですが、見終わって3ヶ月経って、ちょっと浮かび上がってきた両者の共通点があります。それはどちらも「この世はいかにして存在しているのか」という、そんな単純なことをど実は問うていたように思えてくるのです。
 両作とも極めて哲学的な課題にアプローチしていたのだということ。ただそのアプローチの手法が異なっていたということ。見ようによってはそのようにも取れてしまうのです。
 両作とも「この世はいかに存在しているのか」を問うている。ただ『Q10』は「いかに存在すべきなのか」という、我々が「すべき」ことを能動的に捉えていた。一方の『SPEC スペック』はそういう自然界が定めた「宿命」のようなものをあがきつつもその中で泳いで受動的に受け入れていく捉え方だったように思えるわけです。

 さて、皆様はどのように受け止められたでしょうか。両作ともある種、戯画的ですらあるのですが、まさにテレビドラマだからこそ到達できた虚構ならでは面白さがこの両作には横溢していたように思えるのです。

 テレビドラマデータベースでは引き続き、2011年1月期のベスト5の募集をはじめようとしています。また昨年度の年間ベストテンもはじまったばかりです。よろしければ本ブログをご高覧くださっている皆さまも投票をご検討願えればありがたいです。追って本ブログでもお知らせ申し上げますのでよろしくお願い申し上げます。

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