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昔観た映画「銀河鉄道999」(1979)

1979年、東映動画
監督:りんたろう
企画・原作・構成:松本零士
脚本:石森史郎
声:野沢雅子、池田昌子、麻上洋子、肝付兼太、井上真樹夫、田島令子、来宮良子

 この映画が公開されたのは1979年8月4日。この日は確か朝から行って一番目の上映を観ました。「銀河鉄道999」は、テレビアニメがはじまる以前、ちょうど単行本の2巻あたりが掲載された頃から少年キングで愛読しておりまして、謎の女性・メーテルの正体が気になって気になっていて、その秘密が明らかになることもあり待ちかねて見に行った次第だったのです。
 それにしても当時、私は松本零士作品に熱中してました。「ヤマト」からはじまったブームだったのですが、「魔女天使」や「大純情くん」「ワダチ」などなど私はどちらかといえばSFものというよりも謎の女性が出てくる松本作品が好きだったようです。その中でもこの「999」は謎めいたメーテルの存在がとりわけ作品をミステリアスに引き立たせていたような気がします。
 劇場映画公開時の鑑賞からはや27年近く経ったわけですが、DVDで再見して改めて良くできた作品だと思いました。昔何度も観ただけにさすがに展開がかったるい箇所もありましたし、時代が時代だけにアニメの絵柄の動きもまだまだ稚拙な箇所もあります。とくに主人公たち以外の脇のエキストラがちっとも動かず止め絵になっているのはなんとかならないものかと思うのです。劇場用映画ならこれぐらいはセルを使って動かして欲しかった気はします。またエメラルダスを筆頭にキャラがあまり動かず静止画ばかりというのもちょっと残念。

 とはいえ、やはり惑星メーテルからエンディングに至る箇所は今改めて観ても素晴らしい。戦慄ものです。
 惑星メーテルに到着しホームに降り立った鉄郎がメーテルに「なぜだ?なぜ君と同じ名前なんだ?」と問いかけ、騙されていたことを知った鉄郎がメーテルをひっぱたく場面から惑星メーテルが崩壊するまで。ここの描写が出色。メーテルをひっぱたいた瞬間、鉄郎は大人になったと私は感じました。金田伊功氏の動画が注目された迫力の崩壊シーンは今観てもよく出来ていますね。惑星メーテル崩壊の端緒の瞬間、メーテルが発する「ああ~っ!」という悲鳴もいい。欲を言えばもう少しメーテルの中の心理的な葛藤にセルを割いて欲しかった気もしますがまあこの時代の制作体制ではやむを得ないのでしょう。
 この惑星メーテルのシークエンスは、青木望さんの音楽もスゴイ。圧巻であります。
 あと、ラストの地球のメガロポリスステーション。鉄郎とメーテルとのキスから別れまでの流れは今観てもホロッと来ますね。

 りんたろう氏の演出、青木望氏の音楽と椋尾篁氏の美術。小松原一男氏のキャラ。いずれが抜けてもこれだけのものは出来なかったのではないでしょうか。(それゆえ、青木望氏が関与していない「さよなら銀河鉄道999」は私にとってはイマイチでした)

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