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てれドラぶろぐ

テレビドラマ研究家の管理人が語るドラマなどの話題

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キャット・ストリート

 新ドラマもまださほどはじまっていません。昼ドラでは『愛讐のロメラ』を早くも脱落してしまいました。あまりに辛気くさい。こりゃだめです。『だんだん』もちょっとノリが悪そうな気もしますがもう少し見守ってみましょう。『Cafe吉祥寺で』はまだ第1回だけ見た段階ですがテレ東の恐ろしく低予算のこの枠でよくもまぁ、ここまでやっているなぁと妙な感心をしてしまいましたが、これも視聴を持続できるかどうかはまだわかりません。
 今週からはじまった夜の連ドラについてはまだBS-iの『女子大生会計士の事件簿』を見ただけ。ワイド画面のテレビに替えてCATVの契約も見直してBSデジタル放送も受信することとしたため、今後はBS-iの丹羽多聞アンドリウ作品もリアルタイム視聴が可能となりました。残りのドラマ、中園ミホ作品や倉本聰作品の1回目はこの週末にチェックする予定であります。

 テレドラDBに目をやると7月期のベスト5がやや低調な投票状況です。こういうのを見ても7月期はドラマ好きの間でも不調だったといっていいのではないでしょうかねぇ。
 結果的に7月期に私が一番、良かったと思ったのは『キャット・ストリート』でしょうか。

最初はややぎこちない生硬な作りが気になりましたがそれが作品の安っぽさに陥らない清廉な雰囲気につながったのが幸いしました。脚本の浅野妙子さんは『大奥』やら『純情きらり』など時代調のドラマを作らせると旨みを発揮されるのだけれど現代劇はどうも不得手、という印象を持っておりました。現代劇になると、急に何か現実の社会をデフォルメしすぎな部分が気になるのですね。主人公とその周囲は感情の機微も含め丁寧に描けているのですが、そこから外の世界との関わりがどうも戯画的なのです。主人公たちは社会の中でどういう座標軸で存在しているのかがよく見えない、ということが多いわけです。主人公たちの世界が外の世界とどう結びついているのか、何か壁のようなものが感じられるのです。
 この『キャット・ストリート』では、そのあたりがむしろ効果的に作用したように思います。このドラマでは心に傷を持って社会から一時的に距離を置くようになった人たちが主人公です。したがってこれまで浅野妙子の現代劇において欠点となっていた社会との距離感というものがむしろ生きてきたわけです。とはいえ、例えばドラマ制作現場や劇団のあまりに戯画的な描写などは現実離れしていてやや気になるわけです。ですが、そういう場面も心に傷を持ったやや歪んだままのヒロインの目をとおして主観的に描かれるためにあまり気になりません。幸いしましたね。映画「BUSU」の頃の内館牧子氏の生硬な脚本、といった感じです。あ、これは誉めていないですね(笑)

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