FC2ブログ

てれドラぶろぐ

テレビドラマ研究家の管理人が語るドラマなどの話題

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

「好き避け」って知ってますか?

元カレ DVD-BOX元カレ DVD-BOX
(2003/11/19)
堂本剛広末涼子

商品詳細を見る


 昔、『元カレ。』(2003)というドラマがありました。
 大学を卒業し中堅デパートに就職した堂本剛扮する主人公は、食品売場で総菜部門のマネージャーに任命され、エレベーターガールの菜央(内山理名)と付き合い始めて順調に日々を送っています。そこに広告代理店から昔の恋人だった真琴(広末涼子)がやってくる…というお話。
 別れたはずの二人でしたが、昔の恋の記憶の残り火がいまだにふたりの中に残っていてそれが徐々に熱を帯びていく…というドラマでした。

 久々に何だかストレートな恋愛ドラマを見たような気分でした。今でもこのドラマの堂本剛さんと広末涼子さん、そして内山理名さんたちの芝居は再見したくなります。

 このドラマを見たとき、私は「元カレ」ってうまい表現を見つけたなぁ、と思いました。ところがすぐに「元カレという言葉は昔からある」と教えられてしまったのです。
 恥ずかしながら私はまったく知りませんでした。
 この手の言葉というのはどこで普及するものなのでしょう?
 女性誌あたりなのでしょうか。
 数年前にふとしたことで知った言葉が「ウケミン」という言葉でした。これは恋愛を受け身でしかしない男のことを言います。

 そんな言葉で、最近知ったものに「好き避け」という表現があります。皆さまはこの言葉、ご存じでしたか?
 相手のことが「好き」過ぎて、言葉を交わすことも出来ず、顔を合わせないように「避け」る状態のことを言うらしいのですが、これも昔からある言葉なのでしょうか。

 「好き避け」という状態。たしかにこういう状態ってよくありそうです。これって難しいですね。顔をあわせないように避けているという状況は普通見ると「嫌い」と思えます。ところが真意は好きという感情が強すぎて恥ずかしくて顔を合わさないように避けるというのです。まったく正反対の感情がほぼ同じ挙動になってしまっているのです。

 「大嫌い」な感情と「大好き」な感情と、二つの感情が外面に発せられる反応がほぼ同じとなるとなかなかその真意を見出すのは難しいということになりますね。
 何となく避けられているようで、すっかり嫌われているな、と思っていたらその逆で好かれているだなんて気づきにくいです。逆に嫌われているのに好かれていると誤解して接近するとストーカー騒ぎに発展しそうです。
 こう考えると「好き避け」というのはドラマの素材に絶妙なのかも知れません。

 そういえば、恋愛ドラマにおいてこれまで私が気に入ったドラマというのはこういう「好き避け」の男女を描いたドラマが多かったかも知れないなぁと気づきました。

 そういう「好き避け」ドラマの中でも、とりわけ私が一番好きなのが、柴門ふみさん原作の『同・級・生』というドラマでしょうか。
 一時期はCSのフジテレビ721あたりでしつこいぐらい再放送されていたのですがここ数年はなかなか再放送されません。
----------------------------------------------------
言いたいことの半分も口に出来ない女性・名取ちなみ役を演じた安田成美、イジケたり、ウジウジしているけれどこの上なく優しい鴨居透役の緒形直人のキャラクター。菊池桃子演じる杏子ちゃんは原作でも「菊池桃子みたいな女性」という台詞があるのでまさにハマリ役。好き同士のふたりが何の問題もないのに別れる第1回の導入からつかず離れず、二人の心の葛藤がゆったり描かれた傑作。第1回での「好きだからサヨナラ」というヒロインの別れが作品に視聴者をひきつけた。(テレビドラマデータベース全文検索より)
----------------------------------------------------
 1989年の作品ですからもう20年近く前の作品なのですね。でもあのうじうじしたつかず離れず、会ったらつらそうな表情をする二人の切ない様子が見ていてもジリジリしてしまいました。
 最近、80年代後半のフジテレビドラマが順次、DVD化されているようですが、真っ先にDVD化して欲しいのがこの『同・級・生』だったりします。DVD化が難しいようならまた再放送をどこかでやって欲しいものです。

 それにしてもネットでこの「好き避け」を検索すると結構な数のサイトがヒットしますね。結構、一般用語化しているようです。また世間でもこういう微妙な男女の心理に悩んでいる人がそれだけ多いということなのでしょう。 サイトでは、「嫌い」で避けられているのか?それとも「好き」なのに避けられているのか、どうすれば判別できるのだろうか?というようなあたりを堂々巡りしているようです。それだけ切実にこの問題を感じている人がいらっしゃるのでしょう。

 どうもここ数年、恋愛ドラマの元気がありません。これはナゼなのか。いろいろと原因はあると思うのですがその一因は世間の恋愛模様とドラマの中で描かれる恋愛とが、どこか離れているところに一因があるように思えます。『電車男』のようなもっと切実な恋愛をビビッドにドラマにしなくてはいつまで経っても恋愛ドラマの復活はなさそうに思えるのです。
 そこで、この「好き避け」だと思うのですよ。やはり恋愛ドラマの王道はこういう究極までのストレートな恋愛劇です。
 タイトルもそのまま『好き避け』でどうでしょう?
 どこかの局でドラマ化してみませんか?企画料はいりませんのでぜひ(笑)

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。