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てれドラぶろぐ

テレビドラマ研究家の管理人が語るドラマなどの話題

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突き抜けた凄さ

 う~む。凄い。。。

 そういう感想しか残りません。
 あらかじめ「こういうお話」だとは聞いていて、実際に見はじめて、事前に聞いていた想像どおりといっていいように、お話が展開していくわけです。

 通常こういう場合、当たり前の展開で、ありきたりな印象に終わることが多い。

 ところが違いました。これは予想していたお話を、極限まで純化させてグイグイと突き進んだ結果、当初想像していたとおりの展開そのものなのに、結果が想像していた以上のところに突き抜けてしまった、という感じなのです。

 想像していたお話を真っ正面から描き、それをグイッとストレートで描ききってしまった。こういうアプローチは成功すると気持ちの真ん中に突きささってくる、そういうことを思い知らされた気分です。

 何の話か?ですって。
 えっ、それはいうまでもなく『風のガーデン』の話ですよ。当然でしょ(笑)

 ようやく見終わったといったところなのですが、実に凄い出来栄えですね。

 まず、いろんな人の批評を見回したくなります。すると、やはり、といっていいのでしょう。見事な出来栄えという声が多いわけですが、誉め言葉は例えば演出に対して、だとか演技に対して、ということが多い印象です。

 むしろ倉本聰の脚本に対しては「ごく普通の物語」という声すら漏れています。

 いや~こりゃ、違いますでしょう。これは第一に脚本が凄いのですよ。恐らく。

 もちろんそれに負けないぐらい演出も演技も頑張ってますが、それを受け止めるだけのものが脚本にあるのではないですかね。いや、まだ私自身、脚本を読んだわけではないので断言は出来ないわけですが。

 ともあれこれはまさしく、今後もときおり、何度も再見するであろう作品になりました。ブログとかではなく何らかの場でキチンと取り上げて言及したい作品であります。


 1990年代の自己ベストワンは『玩具の神様』なのですけど2000年代もまさか倉本じゃあないでしょうねぇ。山田太一さんよ、いやもっと後進の人たちよ、頑張ってください!

 そういえば年末に発表された芸術祭ではこの『風のガーデン』の第一話が対象作品として出品されていて、演出の宮本理江子さんが「放送個人賞」を受賞されたそうです。同じく芸術祭優秀賞には山田太一さんの『本当と嘘とテキーラ』が輝き、親子同時受賞みたいな形になっちゃいましたね。正直申し上げると、『本当と嘘とテキーラ』はやや衰えが感じられてしまってましたが。

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