てれドラぶろぐ

テレビドラマ研究家の管理人が語るドラマなどの話題

「テレビドラマは劇場用映画の予告編」に警鐘

 読売新聞などによれば8月に終了したドラマ『仮面ライダーディケイド』の最終回をめぐり、テレビ朝日が結末を予告編のように扱ったのは不適切だったという見解を出したようです。以下、一番分かりやすい読売新聞の記事を引用してみます。

YOMIURI ONLINE(読売新聞)より引用
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20091029-OYT1T01026.htm

「仮面ライダー」幕切れ、続きは映画なんて…

 テレビ朝日が8月30日に放送した特撮番組「仮面ライダーディケイド」の最終回で、本編終了直後に同作品の映画告知を続けて放送したことについて、同社の早河洋社長は、29日の定例会見で「表現方法として不適切だった」と発言した。
 最終回は、戦闘シーンの途中で番組が終了。その直後に、「ライダー大戦は劇場へ」の字幕とともに、12月公開予定の映画の予告編が流された。
 「映画を見てもらうため、わざと最終回を中途半端な形で終わらせたのではないか」との声が上がり、放送界の第三者機関「放送倫理・番組向上機構」(BPO)の青少年委員会にも多数の批判が寄せられ、審議されていた。
 同社は今月21日、不適切な表現だったことを認め、本編と予告編の区切りをはっきりすべきだったとする回答を送り、同委員会は27日、これを了承していた。
(2009年10月30日07時00分 読売新聞)


 さて、皆様はこのニュースをご覧になってどう感じられましたでしょうか?
 『仮面ライダーディケイド』は放送中の評判がよくて、私も気になるので部分部分を見ていました。で、問題となった最終回もチラチラと拝見したのですが、放送が終わるやいなやネット内外でその途切れたような結末に不満の声がいろんなところから噴出したのを覚えています。せっかく評判良かった作品がラストでケチがついた、という印象を受けました。

 私も以前からこの種の件は苦々しく思っていました。最近は、テレビドラマと映画とのメディアミックスが増えています。テレビドラマが人気を得てヒットしていくとその続編は劇場用映画でご覧下さい、ということはよくあるわけです。
 テレビドラマと劇場用映画との連動で先行しているのはご存知のとおりフジテレビです。その代表例といえるのが『踊る大捜査線』で、テレビドラマがヒットしてスペシャルドラマを経て劇場用映画として公開され大ヒットを記録したのはよく知られているところです。
 劇場の大スクリーンで好きなドラマを楽しめること自体はよろこばしいことですが、一生懸命応援して熱中していたドラマがヒットを記録した途端、テレビでは新作を見ることが出来なくなる、というのは、見方を変えるとちょっと腑に落ちない気分になるのも正直なところです。
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『オトメン』の脚本・野口さんのブログが波紋よぶ

 ドラマ『オトメン〜夏〜』『オトメン〜秋〜』を執筆した脚本家・野口照夫氏のブログが2ちゃんねるで話題となってその結果、波紋を呼んでいると「日刊サイゾー」が報じています。


日刊サイゾーより引用
http://www.cyzo.com/2009/10/post_3070.html

フジテレビ『オトメン』脚本家の"愚痴ブログ"にネット掲示板が紛糾中!

 フジテレビで現在放送中のドラマ『オトメン(乙男)』で脚本を担当している野口照夫氏のブログ「野口の愚痴」に書き込まれたエントリーが波紋を呼んでいる。

 話題になっているのは、当該ブログ9月1日分のエントリー。「本日、ようやく『オトメン』の仕事が終了。」という書き出しで始まるこの日の記事には、「少女マンガというものを人生で一冊も読んだことがなく、剣道に興味の欠片もなく、料理・裁縫などいっさいやらないオトメン要素ゼロのこの俺が、なぜこの仕事をやることになったのか、いまもって不思議」「そもそも、ここ数年で、まともに見た日本の連ドラは『白い巨塔』のみ。」「ようやく解放。」などと書かれている。

 このブログに対し、ネット上の掲示板が紛糾。「こんなんでドラマが面白くなるわけがない」「作り手がやる気ないんじゃ誰も観ないよ」「原作は面白いのに、かわいそう」など、非難の声が相次ぐ騒ぎとなっているのだ。

「『オトメン』は現在もまだ放送中ですからね、現場の人間がこうしたネガティブな発言をブログという誰でも見られる場所に掲載するというのは、軽率だと思いますよ」(芸能ライター)

 菅野文による少女マンガが原作の同ドラマは今年8月期に『オトメン〜夏〜』が全8回で放送。平均視聴率は6.26%(関東地区・ビデオリサーチ社調べ)と振るわなかったが、10月からも続編の『オトメン〜秋〜』が放送されており、10月27日放送分までで野口氏は『夏』の1、2、3、5、8話と『秋』の1、3話の脚本を担当している。

「テレビドラマの脚本はプロデューサーやスポンサー、出演者の事務所など各方面の意向が大きく関わってくるので、大変だという話はよく耳にしますよね。あの三谷幸喜が『振り返れば奴がいる』(93年/フジテレビ)の脚本を担当した際に、勝手に現場で脚本を書き換えられて激怒した話は今でも業界の語り草です。ただ、三谷はその後、その経験をもとに『ラジオの時間』という戯曲を完成させました。野口氏も脚本家ならば、不満があってもブログに書くのではなく、作品にしてしまえばよかったのに、と思いますよ」(同芸能ライター)

 この騒ぎもまた、昨今のテレビドラマの凋落を象徴する出来事かもしれない。


 ええと、ちなみに文中に登場する「芸能ライター」氏は私ではありません。念のため(笑)

 実際に取り上げられている脚本家・野口照夫さんのブログ「野口の愚痴」を拝見してみました。該当箇所は9月1日のところ。ああ、確かに多数のレスが入っています。
 う〜ん。困った話ですね。野口さん、ちょっと油断されましたか。
 あまりに率直に書きすぎという印象です。仕事が終わってホッと一息つかれたときに書いた文章ですからちょっと気がゆるんでいたのかも知れません。もう少し言葉を選んでちゃんと書かないとこれでは確かに反感を持つ人が出て来ます。そのまま読むとかなりこの仕事を嫌がっていたかのように読めてしまうのです。私自身もちょっとだけ不快感をもちました。

 ただ、残念ながらこの手の話は野口さんに限らず最近の脚本家が書く文章にありがちに思える面があります。
 どうも最近のテレビドラマの脚本家の皆様って昔とくらべて格段に雄弁になられている。そこに今回の底流があるように思うのです。
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水谷豊さんの刑事役原点『熱中時代 刑事編』のDVD化を!

 ちょっとブログ更新をご無沙汰してしまいました。申し訳ありません。
 どうもここしばらく多忙です。書籍の準備も進んでおりましていつかこのあたりも皆様にご紹介できればいいな、と思っています。
 というわけで、10月クールのドラマはまだほとんど視聴していないのです。見ているのは『JIN−仁−』ぐらいでして、あとは未見が大半です。第1回を見ていないため、途中の回から見るわけにもいかないため、普段はドラマ視聴に充てられている時間帯でもニュース番組ばかり観るはめになっています。
 ま、以前なら新聞にコラムを書かせてもらっていたこともあって多少無理をしてでもリアルタイムでドラマを追うようにしていたのですが最近はどうもそのあたりのモチベーションが下がっているのかも知れません。別に後からみればいいじゃん…つい、そう思ってしまうのですね。いけませんいけません。

 ま、そんなことはともかく、そのような状況の中でもあまり気にせず、初回が未見でも途中の回から見ることが出来ているのが『相棒』(テレ朝)だったりします。Season8となる今回は、前シリーズのラストでレギュラー化した水谷さんの「相棒」役、及川光博さんが本格的に毎回登場しています。ご存知のように及川光博さんの前は寺脇康文さんが水谷豊さんの「相棒」だったわけですが、そのころの二人の安定した間柄と比べるとまだまだギクシャクした関係といっていいかも知れません。
 まぁ、もともとはこのドラマ、始まった当初は水谷さんと寺脇さんとの「相棒」関係もギクシャクしていたのです。それがいつしか回を重ねるうちに、何も言わなくても意思疎通がはかれるツーカーの関係の「相棒」状態となっていたわけですが、これはどうもあまりよくない傾向だと考えられたのでしょうか。今回の交替で軌道修正した、ということなのだと思います。

 それにしても映画「相棒」のヒットと前後して宣伝がてらさまざまな媒体に登場した水谷豊さんの弾けっぷりはすごかったです。いろんなところにドンドン出てしまいには歌番組で歌まで披露されていました。そこで、ああ!と思ったのが「カリフォルニアコネクション」を歌われていたことです。我々にはこの曲がすごく懐かしいのです。いうまでもなくこの曲、水谷豊さんが当時、歌番組で歌われていた曲でして、ドラマ『熱中時代・刑事編』の主題歌だったのです。

 今では初期の水谷豊さんの主役ヒット作として小学校の教師を演じた『熱中時代』が挙げられることが多いのですが、当時を知る者としてはぜひとも『熱中時代 刑事編』(1979日本テレビ)も忘れて欲しくない作品なのです。

熱中時代 刑事編-◇テレビドラマデータベース◇-
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モーニング娘。と小山内美江子さんのトーク

 テレビ東京系の深夜番組に『美女放談』というのがあります。
 「アイドルがナビゲーターとなり、人生の先輩である女性ゲストとともに現代女性の「生きるヒント」を探っていくトーク番組」というフレコミのこの番組に先日、2回にわたり脚本家の小山内美江子さんがゲストとして出演されました。ナビゲーターはモーニング娘。亀井絵里さん

美女放談 | テレビ東京http://www.tv-tokyo.co.jp/bijohoudan/

 途中で気付いて録画をスタートし、見はじめたのが後半だったのですが、いろいろと面白いやりとりが楽しめました。もう一度、後日再見するつもりですが、脚本家のギャラのランクの話題が印象に残りました。
 小山内さんいわく、自分(小山内美江子)をはじめ、倉本聰向田邦子山田太一橋田壽賀子が特上ランクだと言っておられました。で、この特上ランクは制作費が抑えられていることもあって長年ずっと変わっていないとのこと。しかも自分たちはギャラが高いためなかなか仕事が来ないとおっしゃってます。その中で橋田壽賀子さんは別格で書きまくっているといいます。

 そして、なかなかいいな、と思ったのはナビゲーター役を務められた亀井絵里さんでした。
 これまで彼女をじっくりと眺める機会はなかったのですが、今回、なかなかイイ感じの子なんだなと発見させられました。遠慮がちですが自己表現をし、しっかりとした発言をされる姿がちょっと気に入ってしまいました。コロコロッと楽しそうに笑うのも魅力的で、光るものを感じさせられました。
 小山内美江子さんといえば、『3年B組金八先生』の書き手として知られています。最近は脚本を別人に任せて原作のみのクレジットのようですが、亀井さんは次回の『金八先生』に生徒役で出演させて欲しいと直談判されました。
 それに対して小山内美江子さんはいろいろと注文をつけつつも最後は了解されていたようにみえました。でもねぇ。生徒役はしんどくないかい?教育実習生あたりでいかがでしょう。
 ま、通常なら単なるリップサービスの可能性もあるわけですが、次回の『金八先生』に亀井絵里さんが起用されるのかどうか。ちょっと興味深いところであります。
 あるいは、実際に起用できるのかどうか、影響力が低下しているといわれている『金八先生』への小山内先生の今の発言力をはかる絶好の機会かも知れません(笑)
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女優・南田洋子さん死去

南田洋子さん

 俳優・長門裕之さんの妻で、女優の南田洋子さんが亡くなられたそうです。享年76。

 南田洋子さんは3年前から認知症を患って女優業を休業、長門さんが看病をされていたそうです。昨年あたりからは南田さんの認知症をめぐって長門さんがメディアに登場して悲痛な声をあげておられたのは皆さまもご存じのとおりです。

 私が南田洋子さんのお仕事で最も印象に残っているのは「シオノギ ミュージックフェア」(フジ)の司会です。夫・長門裕之さんとご一緒に司会されていたこのお仕事、ウィキペディアによれば1965年から1981年まで実に16年間もつとめられたそうです。私が視聴したのはその後半の5年ほどということになります。
 したがって、1933年生まれの南田さんの全盛期というのは私には同時代経験として存在しません。あくまで後年の活躍ぶりを拝見する中で語るしかないのです。

 南田さんの場合、デビュー間もなくは映画でのお仕事が中心だったわけですが、三十歳代以降は、どちらかといえばテレビドラマのお仕事に重心が移っていたように思います。今回の訃報に際して流れたニュースでもNHKニュースでは連続テレビ小説『』(1970)を紹介していました。このほかにも吉本興業の祖・吉本せいを演じた『横堀川』(1966NHK)などテレビドラマでも多くの作品に出演されました。

南田洋子-テレビドラマ人名録-◇テレビドラマデータベース◇

 1970年代ぐらいまで、テレビドラマを中心に活躍された役者さんというのは気の毒な面があります。なぜなら当時のテレビドラマの映像というものがほとんど現在、残されていないのです。このため、今から当時のお仕事を振り返ることが出来ないのです。一方、当時映画中心で活躍されてきた役者さんなら今でもビデオやDVDである程度たどることができます。
 この結果、映画ではなくテレビドラマ中心で活躍していた役者が歴史から不当に軽視されてしまいそうな恐れもあるわけです。
 どちらかといえば三十歳代以降、テレビドラマ中心に仕事をシフトされた南田洋子さんの場合も全盛期の足跡を後年になって後追いで実感できる機会が少ないわけでそのあたりが残念なところであります。
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月刊サイゾー11月号で「嵐」に関する取材を受けています

サイゾー 2009年 11月号 [雑誌]サイゾー 2009年 11月号 [雑誌]
(2009/10/19)
不明

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 10月19日発売の「月刊サイゾー」11月号の特集は「大人気の「嵐」を解体!創られた「実力」の正体」。
 私も取材を受けてまして、誌上ではドラマにおける「嵐」について語っています。今、読み返すと誌面ではやや辛口に語ってしまっていますが、松本潤さん二宮和也さんのドラマにおける魅力はなんといっても圧倒的な「華」なのですね。これは後から身につくものではない。ある種、天賦の才のようなものですから、普通の役者さんには頑張ってもなかなか身につかない類のものだったりします。そういう「華」に彼らの努力が加わってますます頼もしいものになっている気がしています。

 ドラマ好きとして、「嵐」のメンバーの中で印象に残るのは、まずやはりこの二人、松本潤さんと二宮和也さんになります。この二人、役者の立ち位置という点ではなかなか対照的です。松本潤さんはとにかく圧倒的な「華」があります。彼が出てちょっとした動作をするだけでその場面がキラキラと輝くようなところがある。一方の二宮和也さんは、松本潤さんと比べるとちょっと地味なのですが、芝居を見ているうちにグッと引き込まれるところがある。ごく普通の人間からちょっと恐ろしい邪悪な人物まで演じられそうな、しかも静かな存在感といったものが徐々に身についているような気もします。
 ドラマ評論家などの観点でみると役者としての将来性という点では二宮和也さんに歩がありそうですが、個人的興味では松本潤さんのような圧倒的に華がある役者を応援したくなります。
 ま、今後のお二人の活躍を楽しみにしていきたいと思います。

 さて、この二人以外の「嵐」の皆さんですが、まだドラマという分野では未知数といった印象を持っています。これからが楽しみですが、その中では櫻井翔さんが『ザ・クイズショウ』(NTV)でちょっと浮き上がってきたような印象を持っています。大野智さんも『魔王』(TBS)や『歌のおにいさん』(EX)で活躍されていますが、まだ今後の伸びが期待できる、といった段階。相葉雅紀さんはまだ連ドラとしての実績は未知数で、若い世代の作り手が彼に注目して起用して清新な作品を作れば、新しい魅力をもったドラマが生まれるのではないかと期待しています。

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2009年度民間放送連盟賞決まる〜『空飛ぶタイヤ』『BOSS』など受賞

 16日に発売された月刊ドラマ11月号(映人社刊)によれば、日本民間放送連盟が主催し、優れた番組、優秀と認められた事績を顕彰する日本民間放送連盟賞の2009年度の受賞作品が決定したとのことです。早速、日本民間放送連盟のサイトを調べてみると去る9月17日に公表されていました。↓
日本民間放送連盟賞/2009年(平成21年)入選・事績

 テレビドラマ関連の受賞は以下のとおりでした。

★★★日本民間放送連盟賞2006年入選作品(テレビドラマ関連)★★★

◎テレビドラマ番組
 ●最優秀 『空飛ぶタイヤ』テレビドラマデータベース検索結果
   【監督】麻生学、鈴木浩介【製作著作】WOWOW
   【プロデューサー】青木泰憲、土橋覚【原作】池井戸潤【脚本】前川洋一
   【出演】仲村トオル、田辺誠一、萩原聖人、水野美紀
 ●優秀 『BOSS』第1話テレビドラマデータベース検索結果
   【演出】光野道夫【制作著作】フジテレビジョン
   【プロデュース】村瀬健、三竿玲子【脚本】林宏司
   【出演】天海祐希、竹野内豊、戸田恵梨香、玉山鉄二
 ●優秀 『春さらば〜おばあちゃん天国に財布はいらないよ〜』テレビドラマデータベース検索結果
   【監督】阿部雄一【製作】TX、博報堂DYメディアパートナーズ
   【プロデューサー】井上由紀、橋本かおり、朝倉雅彦【作】井上由美子
   【出演】夏川結衣、市原悦子、原田芳雄、小泉孝太郎
 ●優秀 『長生き競争!』テレビドラマデータベース検索結果
   【演出】福本義人【制作】共同テレビジョン、THK【企画】鶴啓二郎
   【プロデュース】小椋久雄、服部宣之【原作】黒野伸一【脚本】佐伯俊道
   【出演】宇津井健、石原さとみ、羽田美智子、草笛光子
 ●優秀 『ありがとう、オカン』テレビドラマデータベース検索結果
   【演出】三宅喜重【制作著作】KTV
   【プロデューサー】安藤和久、重松圭一【脚本】金子ありさ
   【出演】渋谷すばる、村上信五、戸田恵梨香、大竹しのぶ

 さて、皆さま、受賞作を眺めてみて、いかがです?
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俳優、浜田寅彦さん死去

 16日の新聞朝刊を見て知りましたが、俳優の浜田寅彦さんが亡くなられたそうです。享年90。

北海道新聞「どうしんウェブ」より引用
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/fuhou/194653.html

訃報 浜田 寅彦さん(はまだ・とらひこ=俳優、劇団俳優座代表) (10/16 14:39)

 15日午前7時50分、心筋こうそくのため東京都文京区の病院で死去、90歳。高知県出身。葬儀・告別式は22日午前11時半から東京都新宿区須賀町14の1、正覚寺四谷たちばな会館で。しのぶ会は11月15日午後5時から東京都港区六本木4の9の2、劇団俳優座けいこ場で。喪主は長男大介(だいすけ)さん。

 46年に俳優座に入団し、映画「壁あつき部屋」で主演したほか「復讐するは我にあり」やテレビドラマ「水戸黄門」など多くの作品に出演した。「足摺岬」「十二人の怒れる男たち」などの舞台で評価された。00年から俳優座代表

 日ごろ、「テレビドラマデータベース」のデータをせっせと入力している者としてはこの「浜田寅彦」さんのお名前を何度も入力した指の記憶から、これはかなり長年にわたり入力してきた(=活躍されてきた)人だということが分かるわけです。
 実際に「テレビドラマデータベース」で浜田寅彦さんのお名前を入力し検索をかけてみると古くは1956年の『探偵は誰だ』(NHK)から2004年の『白い巨塔』(フジ)まで、実にヒット作品数は215作品にのぼり、改めて広範な出演歴を再認識させられました。

浜田寅彦−テレビドラマ人名録−◇テレビドラマデータベース◇

 ところがですね。大変申し訳ないことに、私はこれだけ浜田さんのお名前を認知しているにもかかわらず、お顔がすぐに出てこないのです。どんな芝居をされていた人なのか、名前と顔が一致しないのですね。テレビドラマ研究家のくせに恥ずかしい話です。
 で、写真を見てようやく納得いたしました。ああ!よく出ていた人だなと。
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魅力的な導入部の『日曜劇場/JIN−仁−』(TBS)

 さてそろそろ10月の連ドラも始まるなぁ、とノンビリしたことを考えていたら、日曜日にいきなり2時間拡大版で始まったのが『日曜劇場/JIN−仁−』(TBS)。
 どんな話なのか?予備知識はゼロでした。原作は読んでいません。
 わずかに友人から聞いたのが、現代の脳外科医が江戸時代にタイムスリップして歴史を変えていくという説明。
 タイムスリップものなのですね。
 江戸時代の町にタイムスリップするといえば古くは『金曜ロードショー/大江戸神仙伝』(1985NTV)であり、さらに『幕末高校生』(1994フジ)というのもありました。他にもタイムスリップものというのはかなり多く、もはや使い古された題材になりつつあるのです。そんな中で今ごろなんで、こんなネタをと、疑問に感じてしまいました。またいきなり2時間枠というのも、ちょっとなぁ。つまらなかったら、しんどいなぁ、とちょっぴり嫌気が湧いていた次第。
 ただ、ちょっと気にはなっていたのです。大沢たかおさんが8年ぶりにドラマ出演というところがまず興味をひくわけです。またわざわざ1回目に2時間スペシャルを設定しているあたりに作り手側の自信が伝わってくるのです。
 もしかしたら面白いのかな?と思い、見はじめてみました。
 するとですね。
 予想外に面白いのです。

 ドラマの導入部から振り返ってみましょう。
 まず現代の病院が舞台です。
 そこで脳外科医として勤務する主人公の物語からはじまります。
 そこに包帯に巻かれた身元不明の男が運ばれてくる。その男は脳に腫瘍があって摘出手術を実施するとその腫瘍はまるで胎児のよう。で、男が運ばれてきてから主人公の様子がどこかおかしい。脳が時々ズキズキ痛むのです。
 で、包帯男は病室から抜け出し、摘出した胎児のような腫瘍を持って屋上へ向かっていく。気付いた主人公が追っかけていき、もみ合いになって非常階段から主人公は転がり落ちるわけです。すると気がつくとそこは江戸時代だった、と、ここまでが導入部です。
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理想的すぎる『再生の町』

 9月までのドラマはほとんど言及し終えたつもりになっていましたが、うっかり『再生の町』(NHK)に触れるのを忘れていました。

 バブル期以降、巨額の公共事業投資などによって大きな負債を抱え、財政破綻寸前の大阪の架空の市「なみはや市」。前市長の「負の遺産」を背負わされた新市長は、「財政再建プロジェクト」に6人のメンバーを招集する。医療、福祉、教育などの切迫した現場と向き合い、「苦渋の選択」を迫られながら極限の「コストカット」に挑むプロジェクトメンバー。そんな彼らを、さらに抵抗勢力の激しい反対が襲う。悪戦苦闘の末、彼らが作り上げた「財政改革案」が市民の理解を得て、議会を通過するまでの過程をスリリングなタッチで描く。〜NHK広報資料より引用

  『華麗なるスパイ』があまりにつまらないので途中からNHK「土曜ドラマ」をメインに視聴するようになってこのドラマに出会いました。
 解説にあるように確かにスリリングです。なかなか盛り上げてくれる。筒井道隆は出て来た当初は『あすなろ白書』や『君といた夏』さらに『王様のレストラン』と立て続けに印象に残る仕事を続けていたのだけれど2000年代になって以降、印象が薄れているイメージでした。ですが今回は久々に存在感ある役柄を演じて下さりました。他にも岸部一徳さんやら吉田栄作さんやら近藤正臣さんなどなど、ひと癖ある男優ぞろいの中、ギリギリのところでのせめぎ合いが緊迫感を生んでいました。

 大阪の架空の市「なみはや市」はさしずめ大阪市がモデルでしょう。筒井道隆演じる主人公は経営破綻した横浜の百貨店から地元のなみはや市に妻を連れてUターンし、市の公務員に転職することに。今後はのんびり暮らそうと決心している役柄です。主人公の父親もかつてその市の公務員だったのですが、かつて財政にメスを入れる進言を市長に行ったがため冷飯を食わされ失意の中で定年退職したいわくがある。かつて、市で働く父をみていた主人公はそんな背景があったことをはじめて知ることになる。そして父の後を継ぐように行財政改革のチームに抜擢されるわけです。
 あとは少人数のチームが市の各部門の財政にメスを入れていくプロセスが描かれます。古い住宅の建て替えを延期しようと現場におもむくととてもでないが延期は難しいことが分かる。市民病院の縮小を図ろうとすると今度は医療崩壊に手を貸すことになってしまう…。そんな中、緊縮財政への転換のためにはニュータウン建設の延期が不可避だということがより明らかになっていくのですがチーム内にも延期反対を強く主張する若手がいて一筋縄でまとまらない…。ニュータウン建設を強く訴える古手の市議が頑強に延期に異を唱える…。
 あっちを立てればこっちが立たない。予算を削るところなどほとんどなく、削ろうと思えば、反対する住民が必ずいる。
 恐らくどこの自治体でもこのような悩ましい現実が存在しているのでしょう。ドラマはその縮図を描くことにある程度、成功しているように思います。

 ただ敢えて申し上げると、ちょっと類型的すぎる面があるのかも知れません。また短い話数に収めなくてはならないためなのか、終盤になると、それまで難しいと思われた難題が急転直下解決していきます。それがちょっと絵空事のようにも映ってしまった面は否めません。
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